昨夜ドル円は一時141円台をつけました。現在は144円前後ですが、日本株も急激な円高を嫌気して弱気相場になっています。米国株に今のところ大きな動きは無いですが、今夜の米雇用統計の発表をにらみ、S&P500オプションのインプライド・ボラティリティは上昇しています。最近は凪相場でインプライド・ボラティリティは極限まで低下気味だったため、久しぶりの上昇です。
米10年金利は10月末をピークに低下傾向にあり、米FRBのスタンスも早ければ来週以降中立スタンスに変わっていく可能性もある一方、日本はまた少し違う環境にあるので、もしかすると為替市場の潮目はここを皮切りに変わったかもしれません。年内再び150円台という展開は現在の情勢だと確率が低そうで、むしろ一段の円高を試しに行くような展開が予想されます。
海外では、来週以降クリスマス休暇に入る人も増えてくる時期なので、休暇との因果関係があるかは不明ですが、流動性とボラティリティには注意しておく必要がありそうです。まずは今夜の米雇用統計をどんな感じでこえていくかが注目でしょうか。
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